威嚇斎とたかちゃんと木名句斎が、鹿島にヒラメ釣りに行ってきた


2013年3月24日、威嚇斎とその友人であるたかちゃんと、わたくし木名句斎で鹿島に行ってまいりましたよ。前日に突然行くことになった俺は、よりによって出刃包丁と柳刃包丁を 研ぎ屋さんに出してしまった。まあ、釣れなければ関係ないんだけれども、今までヒラメでボウズは一度もないので、なんとなく釣れるイメージがあった。

集合は威嚇斎の家に午前2時30分。10分ほど早く着いたが、幸い彼も同時に到着した。彼の車に荷物を積み込み、出発したのが2時28分だった。 出発時に3コールを依頼されていたたかちゃんに電話をして、高速道路に入った。たかちゃんの家までは、30分~40分位だろうか。 たかちゃんをピックアップして、佐倉から再び高速へ。一睡もしていないたかちゃんは、俺のトークがうるさすぎて、まんじりともできなかったようだ。すまない。


港に着いたのは午前4時半頃だった。5時集合だったので、車内でコンビニで買った食事をとりながら時間をつぶした。着替えて受付けをして船に乗り込む。 食ったらすぐ出る俺と威嚇斎。先に威嚇斎が用を足し、続いて俺が用を足していたら・・・鍵を閉めないほうが悪いんだけど、男性がドアを開けて目が合った。 なぜか、開けたままドアノブから手を放そうとしない。俺が閉めようとすると怪訝な顔で引っ張り返す。ちょっと待て、したいのはわかるが、俺が先にしているだろう? 周りをきょろきょろしたその男性は、はっと気づいたように「すいません、キャビンかと思ってしまって・・・」おいっ、お前頭おかしいだろ!

アネロンを飲み忘れたことに気がついて、あわてて飲んだ。凪を予想していたんだけど、出てみると結構揺れた。「沖へ出れば凪でしょ」という 威嚇斎は、三半規管がぶっ壊れていて船酔い知らずだ。思ったよりも北東の風が強く、移動もかなりゆっくりだった。俺は早くも口の中が酸っぱかった。写真クリックで動画へ。


とにかく渋かった。前半はアタリすらなかった。午前9時で、12人で船中3枚という激渋状態。 潮が早く普段なら80号なのだが、100号の錘を背負わされた俺のアマダイ用の竿は、胴から美しいアーチを描いちゃってくれちゃって、 竿先はほぼ海中にある。視覚に頼る俺には残酷な状況だった。そんな中、たかちゃんが外道ではあるがクロメバルを釣り上げた。 美味しいお土産だ。

9時28分、俺の竿に異変が起こる。ピクピクしてるジャマイカ!慎重に食い込みを待ったが、自動的に重くなった。魚が付いているのは 間違いない。やっちゃったよ、俺。釣っちゃったよ・・・・・上がっていらっしゃったのは、ぜんぜん平たくない魚だったorz ・・・でもまあ、おいしい魚だそうで、完全ボウズではなくなったので、良しとしよう。


朝からまったくアタリのなかった威嚇斎にアタリ。食い込まない。隣のたかちゃんにもすぐさまアタリ。あれ?するとその向こう側にいた人にも アタリがあり、乗ってしまった。どういうことなんだと思ったが、上がってきた魚を見て納得した。ナイスサイズのスズキだったのだ。

9時55分、ついにそのときは来た。俺がヒラメが釣れる唯一のパターン。いきなりグイーンである。竿が入っちゃえばこっちのものだぜぃ! 取り込み時にもたついて船長さんと仲乗りさんにお叱りを受ける41歳。ボウズじゃないぃぃぃぃ!満足感に浸っていると、二つ隣でたかちゃんの竿が絞り込まれていた。 木名句斎のヒラメをはるかに上回るサイズをキャッチするたかちゃん。悔しくてたかちゃんの魚の写真を撮らなかったのは、ささやかな抵抗だ。


その後、たかちゃんが更に大型を釣り上げて、俺が手のひらくらいのを釣った。そして、いつものことなのだが、俺には結構アタリがあるにも関わらす、 こんなことの繰り返しなのだ。
一方、アタリのない威嚇斎。11時55分、最後の移動の時点で外道さえ釣っていなかった。俺は内心「この男、やっちまった」とほくそ笑んでいた。 おそらく最後の流しであろう。12時15分、ラストに強いのだろうか、俺に再びアタリがあった。手持ちの竿がピクピク。 待ちきれずにちょっと聞きアワセをしたら・・・見事に・・・スカッ・・・。やっちまったと隣を見ると、威嚇斎の竿が・・・ヤメテ、 お願いだからヤメテ!仲乗りさん、タモ入れミスって!

ベテランの中乗りさんがそんなへまをするはずはなかった。ヒラメちゃんよ・・・なぜ釣られてしまったんだよ。威嚇斎のボウズを 初めて見られると思ったのに・・・。

船宿でカレーをいただいて帰った。たかちゃんを落とし、威嚇斎の家へ。俺、木名句斎は、さらに45分かけて帰らなくてはならない。 威嚇斎に手のひらサイズを撮影してもらった。そしてこれは沙毛句斎先生へのお土産になった。


さあやるぞ!


5枚おろし完了。アラはアラ汁にしよう。


昆布〆もやってやるか。ソイは牛蒡と炊いてみた。天才的に美味い!


刺身、昆布〆、エンガワのカルパッチョとアラ汁。幸せすぎる。


それでは、今回はこのへんで・・・楽しい釣りだった。
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