2013年4月30日

初体験!着生ラン&ミヤマウズラ&春エビネ(第3回)



初体験!着生ラン&ミヤマウズラ&春エビネ(第3回)
今回のミッションは、キンランとカキラン。
元々私の住む地域は山間なので、草原や湿地といったものがほとんどありません。ですから、草原・湿原に生えるようなランは、ほとんど見たこともなく、今回の 企画でも外しています(トキソウ、サワラン、サギソウなど)。

しかし、草原系でもカキランは自生していました。私は二箇所の自生場所を知っていましたが、一箇所は植木園みたいになってしまい、 もう一箇所は、確か別荘のような建物が近くに建ってしまい、どうなっているか行って見なければわかりませんでした。 そこで木名句斎先生を連れて探索する事にしました。

その現場に行く前に、私の親戚が住む裏山へと向かいました。かつてキンラン、ギンランが生えていたので、キンランを探して見ることにしました。 するとすぐにギンランを発見!まだ生えていたのですね! しかし、キンランの姿は見られませんでした。本来、ギンランの方が珍しいのですが。

私は、古そうな木が生えていたら、欠かさず確認している事があります。コケやシダが付いていたら、着生ランが付いている可能性があるからです。 キンラン捜索中、数本の柿、梅の木があり、コケやシダが生えているのを確認しました。すべて隈なく見てみると、なんと、レベル9のカヤランが咲いているではないですか! レベル9になってくると、運がなければ達成できません。

そしてさらに、同じ木にレベル7のヨウラクランが!!昔はよくみた着生ランですが、見つけられるか不安でした。良かったです。 木名句斎先生はポカ~ンとしていました。でもいい感じの撮影をしてくれました。

良い流れで次はカキラン探索です。この勢いで見つけてしまいたいです。なにせ私の手駒(知っている自生場所)は多くありません。 かつて見つけた場所は、ちょっとした竹林+ススキ野原になっていて、そこにひっそりと生えていたのを覚えています。 しかし、7月くらいから開花するので、葉だけで探索しなければなりません。木名句斎先生には困難なミッションですが、 私が一人で探すよりも数%機動力が上がるはずです。
何かランっぽいものを発見したら、すぐに知らせてほしいとお願いしました。

30年ぶりに現場についてみると、近くに建物の跡のようなのもが残り、竹林はなくなり、ススキだけが生い茂っていました。 生えていたあろうポイントにススキを掻き分けて探してみました。 しかし、自然からもらえたものは山ビルだけでした。

この周辺は雑木林が多く、前回失敗したシュンランなどがありそうでしたので、カキランは次回捜索に賭けることにして、 雑木林に突入しました。

すると数分で、春エビネの開花状態を発見!木名句斎先生もすぐに見つける事ができました。木名句斎先生は、これが野性ラン発見の初体験 となりました。プチ興奮?しているようでした。
エビネも今はあまりないと聞いていたので、どうかと思っていましたが、やはりレベル2といったところでしょうか? 群生も発見できました。

さらに懐かしい、これまた1回目で見つけられなかったミヤマウズラを発見!木名句斎先生は「こんなに小さいの~?」と言っていましたが、 慣れれば誰でも発見できるようになります。

ただし、今回もシュンランは発見できませんでした。山ビル=鹿、猪の存在を示しています。やはり鹿、もしくは猪が原因なのでしょうか?
ともかく一日の成果としては十分過ぎる内容だと思います。なぜかミッションとは違うランですが・・・。

今日の成果(コンプリート)
カヤラン
ヨウラクラン
春エビネ
ミヤマウズラ
コンプリート済み(再発見)
ギンラン
キンラン













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