2013年5月09日

ついにレベル10をコンプリート!!(第6回)



ついにレベル10をコンプリート!!(第6回)
今回は、コクランをコンプリートした湖の近く森で、コクランがどのくらい分布しているか把握する為に、 木名句斎先生とやってきました。ちなみに、この辺は木名句斎先生のホームグラウンドです。

近くに沢があったので、その近くを探索します。すると、沢沿いの湿った岩盤にイワタバコが群生していました。
フウラン

紫系の花で、開花時期(6月頃~)には一見の価値があります。希にピンク系の花もあります。
そのイワタバコの中に、コクランの群生を見つける事が出来ました。更にミヤマウズラも。 手前にミヤマウズラ、右にイワタバコ、奥にコクランが写っているのがおわかりでしょうか。
コンビネーション

岩盤の上方にあたる森の中も探索したのですが、全くありません。数本のシュンラン(小株)とキンランを 見つけただけでした。結局、この湿った岩盤、もしくは、そこから崩れた岩でしか、コクランを見つける事は出来ませんでした。 鹿の影響でしょうか?
しかし、森の頂上付近の乾いた岩盤に、かなり大きいイワヒバを見つける事が出来ました。ただ、群生している わけではありませんでした。

コクラン探索はここで切り上げ、木名句斎先生にオイカワが釣れる川に案内してもらいました。
この川から10分ほどの場所に、フウランが自生していたので、そこへせっかくなので、行きたくなりました。
もし、ここでフウランが見つからないと、他にあてが全くありません。ちょっとドキドキしてきました。
しかし、寺なのか、神社なのかも曖昧で、場所もなんとなく、○○病院の近くとしか覚えていませんでした。
これだけの情報で木名句斎先生に場所を特定してもらい、向かうことにしました。

私が見たのは25年ほど前で、ひときわ大きな木の幹にびっしり生えていた記憶があります。
どうやら木名句斎先生によると、この地域には神社はなく、お寺さんのみ存在するそうで、そちらに着くと、 確かに見覚えのある古木があり、同じ場所だと確信!
近づいてみると、幹に虫除けか何かの為に、藁のようなものがほぼ全体に巻かれていました。
私はしばし呆然とし、がっくり肩を落としました。「ノットコンプリート・・・」
しかし、大きなお寺ですので、他にもその木ほどではありませんが、古木(たぶんマキの木)が見られましたので、 手当たり次第に探してみました。
すると、7~8mほどの高さの所に、何やら着生しているものを見つけました。ノキシノブのようにも見えますが、 もう少し上にも何かあります。肉眼では全く判別できません。木名句斎先生が望遠鏡を持ってきたのですが、壊れているようで 、ピントが合いません。
仕方なく、木名句斎先生のカメラのズームで撮影し、ファインダーで確認したのですが、パソコンで見ないと判別出来ません でした。私の感覚だと、フウランの可能性は50:50でした。
パソコンで見れば、フウランであるならば太めの根がびっしり付いているのが分かるはずですし、 根が細かったり、あまり見えなければノキシノブだと判別できます。
もちろん、葉がしっかり写っていれば、それだけで断定 できます。

木名句斎先生は私が家に帰ってパソコンで確認するのを待ちきれず、知恵袋に依頼。二人から回答、1人は「シダの仲間」、もう一人は 「フウランかも」と判断したという連絡が入りました。
期待は高まりましたが、パソコンで見れば絶対に断定できるので、「ベストアンサーはオイラだな」と勝手に妄想しながら帰りました。
家に着くと、早速メールで送られてきていた写真をチェック。
「コンプリート!!!」
開花したらまた撮影に行きます!これ、証拠写真はどうやって撮ればいいのでしょうか?
まあ、木名句斎先生がなんとかしてくれるでしょう!


今回の成果(コンプリート)
フウラン
コンプリート済み(再発見)
コクラン
ミヤマウズラ
シュンラン
キンラン
※野生ラン以外の勝手に気に入っている山野草(発見・再発見)
イワタバコ
イワヒバ
フウラン













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