木名句斎、廃道を行く


木名句斎のお散歩日記です。
本日は2013年7月3日。朝から訓練の防災無線が鳴り響いていました。我が家は低い土地にあり、無線で7mの津波と言っているので市民の努めとして 避難行動を開始しました。しかし、ほかに避難訓練をしている人の姿はなく、防災意識の低さを強く感じました。

せっかく高台まで来たので、ちょっとハイキングでもしてやろうと歩いていると、いきなりとっても魅力的なゲートがあるではありませんか! 立って入らなければいいんだろ的な幼稚な言い訳を自分にして、しゃがんで侵入しました。



しばらく進むと雑木林がありましたが、草がほとんど生えていません。元々そうなのか、鹿によるものなのか・・・。かわいそうな森といった感じでした。


もう帰ろうと思ったのですが、人工的な水路が途切れて天然の沢のようになっていました。穂希さんはそんなに好きではないのですが、 川や沢が大好きな木名句斎。沢の脇には明らかに昔の道らしきものが確認できたので、吸い込まれるように進入しました。
 


進んでいくと石垣がありました。誰が何のために積んだのかを考えると、地下鉄はどこから入れたのかくらい悩んで眠れなくなりそうです。 三球・照代知ってますか?


ハンミョウの出迎えを受けて更に進むと、先人がつけたと思われる目印が! これはまだ行けるというサインなのか、やめておけというサインなのか・・・。前者に違いないという楽天的判断をした木名句斎。


岩盤にはイワタバコさん。 土手にはエビネさん。 こっちにもエビネさん。 無性に食べてみたい衝動にかられるキノコさん。 「食べられるキノコ」なんて本が売っていないものでしょうかねぇ。
新葉が出ているものの、この時期に花茎が出ていないので、今年花をつけるかちょっと疑問なコクラン達。



沢の中で小さな魚みたいなものが動いた気がして覗き込んで見ました。ホトケドジョウかと思ったのですが、なにやら足がついているではありませんか! これは久しぶりに見るトウキョウサンショウウオに違いありません。興奮度MAXです。そろそろ肺呼吸に変わり、陸上生活をすると思われます。



どうしてヒイラギに付けたのか、小一時間問い詰めたくなる先輩。そして昔の人が積んだであろう石がまた出現しました。 昔は炭でも焼いて、荷車でも通ったのでしょうか?


道はますます険しくなってきました。しかし、人の痕跡はあります。


倒木に小指の爪ほどの大きさのキノコが生えていました。 そして近くにはエビネさんがあり、結実していました。実を見たのは初めてです。増えるといいなぁ。



まだ行けるサインですか?まだ行けるのですか? その証拠とでもいうように、人間の痕跡がところどころに見られます。



先輩・・・目印は統一してください。


どっちに進むか迷っていたら、右に目印がありました。



このあたりからシカの鳴き声がするようになってきました。気味が悪いことこのうえありません。 そして右足の足首あたりに激しい違和感。なんと・・・白いズボンが鮮血で赤く染まっているではありませんか! ヤマビルの仕業です。この時期山に入るときには、十分なヒル対策をして入りましょう。



どう考えても進めなそうなのに先輩達の目印があります。



頑張って進んでみると、掘割りがありました。昔の人はすごいですね。


沢は細くなり、ついに倒木で道が塞がってしまいました。無理をすれば進めそうでしたが、 出血と疲れで気持ちが萎えてしまい、撤退することにしました。





戻ってきて道を歩いていると、道端にネジバナが咲いていました。 ネジバナの蜜を吸う蜂。 色の薄いネジバナ。 花の蜜を吸うルリシジミ。自然を満喫できたのですが、ヤマビルだけは余計でした。


私はあきらめて戻ってしまいましたが、あの先には素掘りの隧道があるそうです。
この方達の記事を参考になさってください。それでは!
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